レシピを書き留めるためのノートをわざわざ買ったあとで気付いたのだが、これ、ネットに挙げておけばいつでも検索して見られるし、参考にしたレシピもリンクを付けられるし、写真も一緒に整理できるし、いいことずくめなんじゃないかしらん?早速やってみることにする。
まずは、材料。これは、向島の露店でそれぞれ一袋100円で手に入れた瀬戸内の柑橘類で、出来た姉である私は、比較的綺麗な中央と左下のレモンは妹に送ってしまったので、右上のやや小さ目のレモンを使う。
メインの材料を入手したらリサーチである。
リモンチェッロなるものが作成可能だということくらいしか知らないので、いくつかレシピを見たりして味の予想を付ける。「リモンチェッロ レシピ」とかで検索して、クックパッドの有象無象を注意深く避け(*)、意外と使えるまとめサイトなどみていると…
自家製リモンチェッロのつくり方レシピいろいろ|Naverまとめ
こんなのを見つけて読み込み、結果的に
イタリアマンマの直伝レシピ~リモンチェッロ~|ほぼ日刊イトイ新聞
これにたどり着く。大体、「ほぼ日」の実験系料理はあまり間違いがない。おそらく、これが一番本格的で美味しくなるレシピ。
スピリタスウォッカ1リットルに、レモン6-8個分の皮を一週間漬け込み、取り出してさらに別のレモン6-8個分の皮を同じものに一週間漬け込む。その後、水1リットルを温めて漬け込んで白くなった皮からさらにエキスを取り出しつつ砂糖750gを溶かす。冷めてからそれぞれを濾して合わせる。
うん。きっとすごくおいしいだろう。
問題は、とても面倒そうなこと!!イタリアの家庭で作られている飲み物がそんな厳密なものであっていいはずがない。少なくとも私には無理!と思って、さらに複数のレシピの読解に励む。
Casa dell'Albero|自家製リモンチェッロ、
自家製の美味しい リモンチェッロはいかが?!| イタリア・絵に描ける珠玉の町・村 ・ そしてもろもろ!、
割り出されたのが以下。
・レモン7個分の皮を、96度スピリタス500mlに一週間くらいつけこむ。
・そこに、500mlのミネラルウォーターに350gのグラニュー糖を熱して溶かしたものを冷まして合わせる。
これが材料だ!右上が、泣く子も黙る96度のアルコール、スピリタスウォッカ。歩いて5分のスーパーであっさり見つかった。500mlで2000円なり。これに、漬け込むためのWeckの可愛い水差しを加えて、レモン100円で始めたのに、材料費が2500円に…不覚。
何より重要なのは、レモンの黄色いところだけを丁寧に剥くことの模様。白いところが入ると苦味が出てしまうのだそうだ。ずっと昔100均で買ったピーラーは全然使い物にならないので、研いでもらったばかりの包丁で。
そして、前述のWeckの水差しを軽く熱湯で洗ったものに入れて、上からスピリタスをとぽとぽ。
保存食系で一番気を遣うのは衛生管理だが、その点96度のアルコールに漬け込むなんて無敵でしょう。そのものが消毒薬みたいなものだもの。イタリアの家庭料理、さすがだ。
皮をはがれたレモンはスライスしてパッドに並べ、冷凍しておきます。これはこれで紅茶とか料理に。
レモンピールのアルコール漬けは、冷蔵庫に保管して毎日ゆすっていると、なるほど一週間くらいで白く色が抜け、代わりにアルコールに綺麗なレモン色がうつった。
そこで、コーヒーフィルターとざるを使って濾す。その間、ホウロウの鍋でミネラルウォーターを熱し、砂糖350gをなんとかして溶かす。砂糖の350gというのはなかなかぎょっとする量であって、分量は増えてトロリとしてくる。(アルコールそのものに加えてこの砂糖の割合なのだから、本当に、ちょっとやそっとじゃ腐るはずがない。凄い保存食である。)
冷めたら、レモンエキス入りアルコールとこのシロップを混ぜ、瓶に詰めて、冷蔵庫でさらに一週間以上置く。
思ったより量が増えたので、瓶が足りなくなって、Weckの可愛い水差しだけでなく、スピリタスの空き瓶はもとより、炭酸水の入っていたペットボトルも使用。ペットボトルの分は早めに飲んでしまわないと…!
冷凍庫で冷やして、小さなリキュールグラスでキュっと頂きましょう。すでにアルコール分ともよく馴染みつつあり、すごーっく香りがよくて、甘くて、口の中から頭に抜けるように爽やか。なのに足腰立たなくなるくらい強い。悪魔の飲み物ですね。すてきすてき。
(*)こういう実験的なモノの時にはクックパッドは使いません。課金したら話は別だろうが、通りすがりの人間なので、よく作るものを材料とかやりかたでずるをしたいときとか、今夜のおかずが思いつかないときとかに、材料で検索してみて適当にアレンジする、という使い方をしている。
まずは、材料。これは、向島の露店でそれぞれ一袋100円で手に入れた瀬戸内の柑橘類で、出来た姉である私は、比較的綺麗な中央と左下のレモンは妹に送ってしまったので、右上のやや小さ目のレモンを使う。
メインの材料を入手したらリサーチである。
リモンチェッロなるものが作成可能だということくらいしか知らないので、いくつかレシピを見たりして味の予想を付ける。「リモンチェッロ レシピ」とかで検索して、クックパッドの有象無象を注意深く避け(*)、意外と使えるまとめサイトなどみていると…
自家製リモンチェッロのつくり方レシピいろいろ|Naverまとめ
こんなのを見つけて読み込み、結果的に
イタリアマンマの直伝レシピ~リモンチェッロ~|ほぼ日刊イトイ新聞
これにたどり着く。大体、「ほぼ日」の実験系料理はあまり間違いがない。おそらく、これが一番本格的で美味しくなるレシピ。
スピリタスウォッカ1リットルに、レモン6-8個分の皮を一週間漬け込み、取り出してさらに別のレモン6-8個分の皮を同じものに一週間漬け込む。その後、水1リットルを温めて漬け込んで白くなった皮からさらにエキスを取り出しつつ砂糖750gを溶かす。冷めてからそれぞれを濾して合わせる。
うん。きっとすごくおいしいだろう。
問題は、とても面倒そうなこと!!イタリアの家庭で作られている飲み物がそんな厳密なものであっていいはずがない。少なくとも私には無理!と思って、さらに複数のレシピの読解に励む。
Casa dell'Albero|自家製リモンチェッロ、
自家製の美味しい リモンチェッロはいかが?!| イタリア・絵に描ける珠玉の町・村 ・ そしてもろもろ!、
割り出されたのが以下。
・レモン7個分の皮を、96度スピリタス500mlに一週間くらいつけこむ。
・そこに、500mlのミネラルウォーターに350gのグラニュー糖を熱して溶かしたものを冷まして合わせる。
これが材料だ!右上が、泣く子も黙る96度のアルコール、スピリタスウォッカ。歩いて5分のスーパーであっさり見つかった。500mlで2000円なり。これに、漬け込むためのWeckの可愛い水差しを加えて、レモン100円で始めたのに、材料費が2500円に…不覚。
何より重要なのは、レモンの黄色いところだけを丁寧に剥くことの模様。白いところが入ると苦味が出てしまうのだそうだ。ずっと昔100均で買ったピーラーは全然使い物にならないので、研いでもらったばかりの包丁で。
そして、前述のWeckの水差しを軽く熱湯で洗ったものに入れて、上からスピリタスをとぽとぽ。
保存食系で一番気を遣うのは衛生管理だが、その点96度のアルコールに漬け込むなんて無敵でしょう。そのものが消毒薬みたいなものだもの。イタリアの家庭料理、さすがだ。
皮をはがれたレモンはスライスしてパッドに並べ、冷凍しておきます。これはこれで紅茶とか料理に。
レモンピールのアルコール漬けは、冷蔵庫に保管して毎日ゆすっていると、なるほど一週間くらいで白く色が抜け、代わりにアルコールに綺麗なレモン色がうつった。
そこで、コーヒーフィルターとざるを使って濾す。その間、ホウロウの鍋でミネラルウォーターを熱し、砂糖350gをなんとかして溶かす。砂糖の350gというのはなかなかぎょっとする量であって、分量は増えてトロリとしてくる。(アルコールそのものに加えてこの砂糖の割合なのだから、本当に、ちょっとやそっとじゃ腐るはずがない。凄い保存食である。)
冷めたら、レモンエキス入りアルコールとこのシロップを混ぜ、瓶に詰めて、冷蔵庫でさらに一週間以上置く。
思ったより量が増えたので、瓶が足りなくなって、Weckの可愛い水差しだけでなく、スピリタスの空き瓶はもとより、炭酸水の入っていたペットボトルも使用。ペットボトルの分は早めに飲んでしまわないと…!
冷凍庫で冷やして、小さなリキュールグラスでキュっと頂きましょう。すでにアルコール分ともよく馴染みつつあり、すごーっく香りがよくて、甘くて、口の中から頭に抜けるように爽やか。なのに足腰立たなくなるくらい強い。悪魔の飲み物ですね。すてきすてき。
(*)こういう実験的なモノの時にはクックパッドは使いません。課金したら話は別だろうが、通りすがりの人間なので、よく作るものを材料とかやりかたでずるをしたいときとか、今夜のおかずが思いつかないときとかに、材料で検索してみて適当にアレンジする、という使い方をしている。