運転の本質はアクセルにあるのかハンドルにあるのか。やっぱり「舵取り」が大事ということなのか、坊はハンドルを「うんてん」と呼ぶ。
この日は、保育園にいくときに、いつも持っているお気に入りの「ダイダイ」を忘れてしまったことに途中で気づき、泣きながら私に止まって戻って取りにいくように訴えている。ハンドルにさわらないでブレーキにさわると停まれるという理解だったり、「…なさい!」ってたぶん坊の知っている一番強い命令表現なのだろうな(・・・して!よりもオフィシャルだし正しいことを伝えるときに使う感じがするのだと思う)、とか、発見がある。まあ、どうしても取りに行けないときに諦めがつかなくなると困るので、忘れたときには基本取りにいきません。切り替えも大事、次は気をつけようね。子供が泣いていると心が乱れがちなので、呼吸を整えて安全運転。
ダイダイというのは、一般的には「安心毛布」で、お気に入りのタオルや布のこと。安心毛布派、指しゃぶり派など色々いるみたいだが、指しゃぶりと違って歯並びの心配をしなくていいけれど、忘れたときには困る。うちでは新生児時代から使っていたエイデン・アンド・アネイのコットンおくるみ数枚をローテーションで毎日洗濯しながら使っている。嵩張らないし、雨の日の室内干しでも1日で確実に乾くし、煮洗いも漂白もできるので、安心毛布派のお子様にはおすすめします。
ちなみに、安心毛布派の内部にも色々派閥があって、私は幼いころ「におい」重視派で、なれたかんじのにおいが好きだったので洗濯を嫌がったが、「味」派や、「肌触り」派、キティちゃんとかの「色柄」派、「端っこの形状」派etc..など、様々なタイプがあって、こだわりポイントも千差万別だ。我が子はなんと「温度」らしい。風呂上りに新しいダイダイを選ぶときには「これがいちばんつめたい」などと言って1枚を選び出してるし、寝ながら空中にバタバタさせて「冷まして」いることもある。車中ではエアコンの口に当てて冷たくしてやると至福の表情が見られる。