四歳児はすごい。ほとんど自在に言葉を使い、周りもそれを自然なこととして対応してしまう。わからないことが出てきたら説明したら理解してしまう。これ2000円で安かったの!などと夫に言った言葉を拾って「せんはひゃくが十個だから高いよねえ」などと言っている。いつのまにか箸が使えたり、いつのまにかハサミで曲線を切っていたり、去年の夏に買ったときにはまだ乗っかるだけだった自転車を半年ぶりに出したら、いきなり漕ぎ始めてブレーキの実験始めたりする。私は車で自転車運んで空気入れただけ。びっくりだ。
ー朝の忙しいとき、私があたふたしながら急いで着替えさせようとしていたら
「ママ、こっち向いて?にっこりして?うん、すごくかわいい!40歳でとってもおおきいね!」
ー朝、私がシャツをずぼんに入れるか出すか迷っていたら
「そっち(入れるほう)はちょっとしぶいけど、そっちのほうがいいんじゃない?」
ー髪の毛伸びてきたなー、と言っていたら
「だいじょうぶだよ。ママ、もうすぐかんざしできるんじゃない?」
ー夜ごはんの終わりがけに
「きょうはさ、おみずがまだちょっと残ってるからとくべつにデザートたべることにしない?」(お酒が残ってるからツマミを出そうとする我々の習性に学んだか)
追記
ーレゴで街を作って遊んでいるとき、灰色の旧式電話の受話器状のものを拵えて
「これから、しんど7のじしんがおきます。じしんのときには、オッケーグーグルの『じしんすとっぷ』のぼたんをおすととまるんだよ。だれでもおしていいんだよ」そんなの本当にあったらいいのにね。