5歳児夜寝る前の、「絵本」と「おはなし」。絵本は、こどものとも年中版程度のお話を一つか、かがくのとも一つ、リクエストで。最近はひらがなと「恐竜」と「宇宙」にはまっているので、子供向きの小さな図鑑を1章づつ一緒に読んでいる。見出しを坊が読んで、私が中を読む。恐竜の場合は、名前と全長と肉食か植物食かを坊が読み上げ、宇宙の場合は惑星の名前と地球からの距離と地球と比較した大きさを坊が読み上げる。
お話は、ここ数か月「ピッピのおはなし」。リンドグレーンの「長くつ下のピッピ」から来ていて、最初は岩波少年文庫版から少しづつ読み上げようと思ったのだけど、お話は本を読むのとは違うのがいいらしい。あらかじめ読んで覚えておくには私の労力が持たなくて、結果的にほとんど創作になった。
舞台はスウェーデンの小さな町。ピッピは10歳の普通の女の子だけど、赤と白の縞々のながくつしたをはいていて、世界一勇敢で力持ち。ここまではおおむねもともとの話通りなのではないかな?
お話では、クラスメイトが登場する。名前があんまり北欧系じゃないのだけどグレッグはすごく足が速くてだいぶん怖がり。サリーは科学者。おばあさまが森の入り口に住んでる魔女。マリーは小さくて飲み物は牛乳一択、ニュースが好きで一度見たものを忘れない。ピートは8歳だけど飛び級で同じクラスにいて、働く乗り物や恐竜に詳しく数字が大好き。ダンはハッカー。おじさまが湖の近くに住んでいて、その湖は中海なので冬場に海賊が休みにくる。学校には中国陶磁器オタクのメアリ先生、ピッピのご両親はたぶん公務員かなにかで普通の共働きなのだが、おじさまが一人アメリカにいてセントラルパークを挟んでメトロポリタン美術館の反対側の高いマンションの5階の広いおうちに住んでいるのでこの子達は今ニューヨークに遊びに行っているところ。6人がふだんの学校で、あるいはお休みの日の市場で、ストックホルムで、湖や森の近くで、あるいはアメリカで、まんべんなく活躍して「事件を解決」する話を毎晩ひねり出しています。そこはかとなく「パウパト」に似ているけど、ポイントとしては彼らみんな携帯を持っていないのでそのあたりも特殊能力の生かしどころだったりする。あとリクエストに応えているうちに、毎度事件の犯人が猛省ののちアクロバティックな更生を遂げてめちゃくちゃ幸せになるので、そのあたりもお楽しみポイントになっている。これらの話は頭のなかの「ひきだし」から出てくることになっているのだけど、この「ひきだし」にはなかなか厳しい条件があり、1,おふとんに入ってのんびりした気持ちにならないと開かない。2,22時を過ぎるとその日の引き出しは閉まってしまう。注意が必要である。