怒涛の週末、などとこれくらいで弱音を吐いてはオハナシにならないかもしれないけれど、今週末も家を空けるので、ここいらで家の中を整えて、ひといき。ぐじぐじ考えたり考えないようにしたりうごうごしていたけど、現実的で困難で価値ある課題も見つけたので、まあ、なんとかなってみせよう。
愛媛県内子はかつて木蝋の生産で栄えたといい、江戸後期から明治のころの土壁に鏝絵の意匠を凝らした街並がお散歩にうってつけの素敵な場所である。そこで今も和蝋燭を手作りしている六代目大森太郎の和蝋燭。以前訪れたときにも一本だけ手に入れて、気に入っていたので、同じく内子の職人の鋳造したという小さな燭台とともに買い求めたもの。揺るぎのないあたたかな光にほっとする。
関西学院大学での学会に一日だけ参加した。南欧風に統一のとれた建築と、オリーブやあまり見ないタイプの柳、松など様々な植生、そこかしこに大きな木が立っているのに「鬱蒼」としない絶妙なバランス感覚で、絵に描いたような素敵な大学だった。なんてこった、しかも、日曜午後ともなると、ボーイスカウトのちびたちが芝生で球技に励んでいたり、子連れで散歩している若い夫婦などもちらほら、こんな恵まれた環境の大学もあるのかと驚いた。
関西学院大学での学会に一日だけ参加した。南欧風に統一のとれた建築と、オリーブやあまり見ないタイプの柳、松など様々な植生、そこかしこに大きな木が立っているのに「鬱蒼」としない絶妙なバランス感覚で、絵に描いたような素敵な大学だった。なんてこった、しかも、日曜午後ともなると、ボーイスカウトのちびたちが芝生で球技に励んでいたり、子連れで散歩している若い夫婦などもちらほら、こんな恵まれた環境の大学もあるのかと驚いた。
特に気に入ったのがこの木。裏がほのかに起毛して銀色に光っていて、そのままアクセサリーの意匠になりそうなくらいに葉の形もきりっと美しい。ミントとローズマリーを育てはじめてから、近頃今まで以上に緑のものに弱い。ついでにオリーブの鉢も手に入れてしまい、訳あってヨハネと名付けられたそちら(愛称は「はねちゃん」)には目下白い小さな花が咲いているのだが、いつかは、こんな木も欲しいなあ。
その前の日は、お仕事で新入生と近隣の島をまわるクルーズに参加していた。万全の対策をしてもやはり日焼けしたし、考えなければならないことというよりは、努めて考えないようにしなければならないことが多すぎて、妙に消耗したが、シーズン最後のレモンを買えたし、期待以上のものも見られたので、まあよかったこととする。下は百島アートベースのトイレ。小学校のトイレの個室の壁をとっぱらって、一つの洋式便所のみ現役として残して、残りにはこんな細工がしてある。時々トイレ研究者にはちょっと嬉しい趣向。