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2017/09/07

魅惑の朝ごはん

 間が空いてしまいましたが、今夜が最後、ボルティモア。教会や古いお屋敷の並ぶマウントバーノン地区にある19世紀の香りのするプチホテルにいるが、なんかリネン類から洗剤が残ってるんじゃないかと思うくらい爽やかで人工的な香りがする…。音と香りはあまりレビューに書くひとがいない気がする、というかこの二点は私普通の人よりも気になるのかもしれないので、難しいところである。
 どこでも時間的な余裕がないので、ワシントンでリンカーン記念像を見ず、フィラデルフィアで独立の記念モニュメントたちも見ず、ボルティモアでもインナーハーバーを見るのもあんまり疲れたし雨なのであきらめてしまった。とはいっても、どこかしら歩くだけで色々と発見があり、都市の中での地区のカラーの違いを差し引いたうえでも州ごとの違いが何となく匂ってくる気がする。


 話はまるでかわりますが、これはポートランドのホテルの朝ごはん。ビュッフェで、メインはスクランブルエッグにカリカリベーコンとジャガイモを角切りにしてきつね色にソテーしたものである。炭水化物はトーストや甘いパンも選べるけれど、ダントツ人気で結構おいしかったのがワッフル。


 右にみえるタワーから紙コップにタネを出して、左にある回転式ワッフル機で2分30秒焼くのを各自行う。その隣には、ホイップクリーム、バター、メープルシロップとチョコチップなどのトッピングが選べる。
 種が甘めで、案外美味しかったのが、ベーコン×メープルシロップ。気持ち悪い感じしますかねえ?『大草原の小さな家』シリーズの『長い冬』で、お父さんがワイルダー家に行ったときに食べるそば粉ホットケーキが、確かベーコンとシロップをかける(シロップはひょっとすると記憶ちがいかもだけど)のがとても美味しそうだったので、機会があれば…と思っていたのです。アメリカはフランスよりは甘い×しょっぱいを使う気がする。あと、みんな大好きカリカリベーコンは、「調味料」として使われているんだ!と先日ベーコンチーズバーガーを食べながら気付いたところです。


 ワシントンでは、うまいこと官庁街のオフシーズンに滑り込めたのか近代的で居心地の良いホテルに当たり、朝ごはんも素晴らしかった。同じくビュッフェで、卵、ポテトのソテーは夏野菜入りで少しスパイスのきいた南部風、同じく南部名物のビスケット付き。それとカットフルーツにヨーグルトとナッツ、ベリーをかける。これぐらいちゃんと食べると午前中十分動きまわったり緊張する調べものしていても疲れすぎないし、昼に眠くなるほど食べなくても夕方までもつので旅行中には大変よい。

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