お茶とお菓子を愛する北海道育ち。備忘録と、ひとりごと、ちょっと写真。 みずやそら(http://d.hatena.ne.jp/amie-12lune/)転生後です。
2021/08/14
雨の下で
2021/06/28
『ピエタとトランジ』が素晴らしすぎて子のことを忘れてた話
この週末は久々にワンオペだったのだけど、二人して体調がマシだったのもあってとても平和で、今朝も何となく余韻に浸っている感じでした。
中でも藤野可織『ピエタとトランジ』読めたのが素晴らしかった。「こういうの」あんまりなかったし、現れてくれていたことが嬉しいし、もっと増えたら嬉しい。なんというか、一般的な意味ではないけど非常に道徳的な小説だと思う。昨今のリアル引きこもり生活からすると、流行性の他殺の蔓延で世界が引きこもりがちなあたりも微笑みを誘う。
道徳といえば『ピーターラビット』で小さな生き物が戦闘手段の一つとして人間のアレルギー体質を利用してアナフィラキシーを引き起こさせるのは、単に爆破とかするより邪悪に思えるのはなんなのでしょう。ヒトが撃たれるより犬が撃たれるほうが残虐な映画になったりすることと通じるのだろうか。…などなどと想像を膨らませているうちに、太陽系が綺麗に破壊されたあたりで大学についたのだけど、なんと!
坊まだ乗ってた!!
うひゃ~、講義とか会議とかない日でよかったあ!ちなみに想像過活動と運転は割と両立するので(メモを取れないので研究には使いにくいけど)、場所と時刻柄もあって前後を介護施設の車に挟まれて制限速度マイナス5の安全運転なのもばっちり覚えてて、ちなみに今は昼休み時間なわけだけどこういう道徳はまあいいや。引き続き安全運転で無駄にプラス20分くらいドライブさせられた坊は、こっちも6時前からDバイク乗り回していたのでぽけーっとしつつ、左の靴を脱いで慎ましく抗議の意を表明していました。
2021/06/10
怒涛の日々のまっただなかハンドブレンダーを入手したのだ
そんなことよりももっと色々報告すべきことがあるだろうといわれそうだ。何しろ前回の投稿が1月末である。その後、3月下旬に息子とともに尾道に移動し、保育園様の力を借りながら仕事に復帰している。
勤め先は、実習の対面実施が優先なのもあって、緊急事態宣言の前から授業はオンラインでやっている。私は、なるべく対面の授業と同じライブ感が味わえる方がいいと思いリアルタイム配信。これは去年だったら学生の通信負担の観点から難しかったそうだ。育休中にちょこちょこCourseraの海外大学のネット講義とかつまみ食いしたり無料の範囲で真面目に履修してみた結果、動画&読み物の課題提示型(オンデマンド型)でそれなりの効果を得るには、かなり緻密な構成と準備と、教育工学とでも言ったらよさそうな専門知識が必要で、私一人じゃたぶん無理だなーと思っていたので、リアルタイムで出来てよかった。機器や通信トラブルが一番心配だったが、初回から3回分くらいは進度を犠牲にしてもゆっくり丁寧に対応し、GW前までには大体双方使い方には不安がなくなった気がする。去年度の経験者である上回生たちが協力的で、トラブルの時に助けてくれたのもありがたかった。対面の講義と比べると、反応が見えないのが詰まらないし、迫力を出すために身体全体を使えないが、淡々とまだ見ぬ観衆の興味を惹きつけなければならないのだ、と考えれば鍛えられていいかもしれない。また、芸術作品の図版などを受講生がみんな手元で綺麗に見ることができるし、受けやすい仕方でリラックスして受けてもらえるのはいいんじゃないかなと(一回マイクのミュートが外れてしまった学生の歌声が響いたときには苦笑してしまったけれど)。さらに、こちらとしては、課題へのコメントと返却、再提出の流れや課題からのデータ採取などがすべてクラウド上で出来るので、紙媒体よりも作業が楽なのに丁寧なフィードバックが出来るのは思わぬ副産物だった。
とはいえ、反応は得られるものの常に画面を介しての日々、ちょっと一杯はもちろん、緊急事態宣言になってからは同僚と立ち話もなかなかしにくく、これは坊がいなかったらかなり寂しかっただろうと思う。
そこで坊だが、前評判にたがわず保育園最初の2か月はほぼ週に一度以上のペースで病院にかかるはめになり、常に鼻かお腹おしりに不安がある状態だった。極めつけに五月の連休後にRSウイルス性の風邪というのにかかり、のどはぜーぜー、熱も上がって一週間保育園お休みに。私はまだ家にネットもなく、病児保育も「慣れてからぼちぼち探してみよう」くらいの悠長さだったので(なんか病気のときまで預けるのも可哀そうに思ったりしてなあ…)、やむなく休講にして一緒にお休みした。なお、坊が鼻の調子を崩すと決まって私も風邪気味になっていたが、このときも例外ではなくて、熱があろうが喉がぜーぜー言っていようが体を動かしたい坊と一緒にあちこち遊びながら、鼻も喉も絶不調の末、ついには嗅覚が効かなくなるというコロナ禍では超紛らわしい事態にまでなって、あれはきつかった。よほどきつかったみたいで、前後に疲労から腎盂腎炎とか膀胱炎とかも発症し、大変だった。あー、大変だった。
という感じで「寂しくなんかないよ、楽しい我が家だよ」というよりは、あまりに怒涛のようで色々通常の感覚がふっとんでいる間に過ぎ去ったここ2か月というものでございます。
ちなみに、保育園はとてもよくて、それはこのチャルダッシュな日々では非常に心強かった。普段接する先生や職員さんの対応が安心できるし、全体の空気感が明るい。内装や絵本の趣味がいいのもあるかもしれない。去年東京にいてあの状況だったのでとても保育園見学などできず、母親父親業の諸先輩の結構詳しい情報と、グーグルマップと、電話で問い合わせたときの感触、あとは立地などで直感的に決めたけど、間違わなかった気がする。
ついでに言うと、育休中に時間を見つけて仕事をするときというのは、坊の昼寝中か就眠後に、多めに見積もっても90分ほどの時間、すでにリストアップした作業を一気に終わらせるなり、論文や発表の難所を考え尽くすなり、アイディアを出し続けるなり、というもので、そのノリで9時5時に仕事をしようとすると、集中しすぎかなんなのか頭の疲労もヤバいしその前に腰とか内臓とか色々身体がついていかないということが早い段階で判明した。産休前とかより使える時間の絶対量は減っているので、すぐに深い集中に入るなり、ブルトーザー的に事務処理をやるなりというのは悪くないのだが、とはいえ少し反省。復帰3週目くらいからは、時間を決めて休憩を取り、体の緊張を意識的に取り除くように気を付けている。結果的にはよくできた受験生みたいになっている。早寝早起きだし。
そんなこんなでやっと慣れてきた最近になって、うちに登場したのがブラウンのハンドブレンダーである。ご冗談でしょう?って思いますよね、離乳食終わった時期になぜ?と。まあ、なぜかなと自分でも思うのだけど、「時が来た」という感じで手に入れて、これ、つぶせば美味しくなるというわけではないのが面白いところなので、これから美味しかったレシピはちょっとここに度々書いていこうかと思います。
基本バナナジュースと応用
バナナ2/3(朝、坊が半分食べるのでその残りと、1.5センチ幅に切って冷凍してあるやつ2切れ)・広島のレモンスライスの冷凍1/2-1枚・牛乳120-150cc
応用は、洗った小松菜や青梗菜を適当に加えたりすると色も綺麗で気分がよい。分量は葉っぱ3枚くらいから初めて、様子を見て増やすといい気がする。これも冷凍しておいてもよさそう。冷凍のものが何も入らないともったりと味がぼやけるので、冷凍ものを入れるのがいいが、あまり多いとそれはそれでお腹がびっくりするので調整する。レモンは国産をよく洗ってスライスしたものを冷凍しておくと、皮ごと入れて飲んでしまえて、少しの苦みも清涼感があってよい。
2021/01/30
うんにゃー(近況)
えらいこと投稿があいてしまった。いつのまにか2021年ですよ。
11月からこっち、壮絶にバタバタしながら日常が続いていて、とにかく忙しかった。研究関係の仕事をいくつかやって、それがメインではあったのだけれど、11月は子が腕にやけどをしてしまって三週間くらいみっちり病院通いしてたし、保育園の申し込みなどもして、12月には子の一歳のイベントもそれなりにやって餅しょわせたり写真館に行ってみたりなどもし、一つ仕事の終わった隙に夜間断乳を敢行したり、お忍びで尾道に行って家の様子をみたり車にチャイルドシートを取り付けたり子連れ旅行の難しさを実感したりし、年末年始には義父母に甘えて夫と半年ぶりのランチデート(前回は夏によしのラーメン)をしてみたりもした。
諸々の忙しいのは大体はお昼寝中か夜寝かせた後に集中してやらなければならず、ただし夜気分が乗りすぎると次の日のお昼寝時間は自分の昼寝に充てなければならなかったりする。風邪をひいても休めないから風邪をひく前に休まなければならない、というのは、「予防」などという生易しい言葉ではなく「先制攻撃」あたりが相応しい。年末に夜間断乳したら、一気に使える時間が増えた。そうこうしながら午前中は公園か児童館で動き回り、夕方はうちで一緒に遊んだり、遊ばせながら出来る仕方で家事を消化したり、毎日はゆるゆると続いていて、一日が長いのに対して自分の自由に使える時間があっという間に濃密に過ぎていく感覚には、小中高時代なんかを思い出したりもした。それはそれでメリハリがあって悪くないし、とにかく坊の成長は日々胸を打つ。こんな短い期間に、驚異的なスピードでこの世界の生き物になっていくのだからまあ、周囲の人間としては「時空歪んでないかこれ?」くらいの感覚で巻き込まれるのは当然のことだよなあ、などとも思う。体質が色々変わった勢いで花粉症も引っ込んでいる気がするのは有難い話だけれど、日常生活より一段抽象度の高い語彙が壊滅的なので、四月からの授業がかなり不安。リハビリしなければ。
2020/10/23
んな場合じゃないけど気になっちゃっているものもの
斎藤真理子訳の韓国現代小説。『キム・ジヨン』は辛かったけど、この前、帯状疱疹やっぱり罹ってしまってちょうどそこそこ混んでいる時に一人で病院に行けた時にパク・ミンギュの『カステラ』をお供にしたら大層楽しくて(*)、図書館で短編を選んではつまみ読みしている。
同じ斎藤真理子女史のウェブ上のエッセイに「編み狂う」という編み物偏愛シリーズがあり、(編み狂うー水牛のように)本当に狂っていてカタルシスがある。編み物といえば去年の冬にせっかくあやふやだったかぎ針を覚えたので、何か編みたいとはずっと思っており、思っているうちにすっかり涼しくなってしまった。今はヒャッキンの針とアクリル糸でたわしでリハビリしているが、本当は坊の帽子なんか編んでみたいところだ。刺繍だと刺さる針と見えにくい糸とコトによるとビーズなんかで店開きしなければならず、完全に寝かせてからしかできない(し、寝かせてから自分の体力に余裕があるときは別の仕事で店開きをしなければならない)けれど、編み物だったら準備も後片づけも簡単で直ちに危険になることは少ないし。。
『アンという名の少女』ネットフリックスの海外ドラマで、NHK地上波で週末の夜にやっている。といっても、最近は『ゴールデンカムイ』すら見る時間が取れなくて(夜に坊が落ち着いているか寝ていて夫婦そろって暇だといそいそと録画を見るのだ)、ひたすら録画が溜まっていっているのだが。オープニング映像からしてたまらん世界観で、風景がとにかく素晴らしいし、キャラクターがいちいち説得力のある配役&演技で新たな発見がある。
そのつながりで最近知ったのが、文春文庫で『赤毛のアン』シリーズが松本侑子訳で完訳出版される見通しだということ。小学校高学年くらい?に読んだ赤毛のアンシリーズは、私が初めて「翻訳」を意識した経験だったと思う。『赤毛の~』は覚えていないが、『青春』がたぶん松本訳だった。その後の『愛情』以降が最初は村岡花子訳。有名だし時代を考えると大変有意義な訳だったのだろうけれど、私にとっては、とにかく古めかしく違和感があって、物語と自分の間に「訳」が邪魔をしているような感覚が強烈だった。古めかしいというだけなら、石井桃子や瀬田貞二の訳したものの古風な言葉遣いを逆に味わって楽しんでいたので、何か肌に合わなかったか、そもそも途中で訳を変えたのがいけなかったのだろうと思う。その後いつかのクリスマスプレゼントに、掛川恭子訳の山本容子の銅版画の挿絵付きの美しいセットをもらって、『愛の家庭』以降はおそらくこちらで。村岡版で読んだのを読み返すとずいぶん違って、分量も増えていて面白かった。と、長い話になってしまったが、『青春』でかなりすっと入ってきたけどその後がなかった(当時、近くの書店に)松本侑子訳が、フル訳注付きで復活して文庫になっているということ、これはぜひ読みたいと思っているところだ。これもいつ読むの?という話だけど…キンドルなら授乳中という手があるか、ちょうどポイント還元セールやってるし。
(*)そのときは、家で一人で作業を出来る時間があれば、家事が溜まっていなければ研究をすることになっていたので、そういうラッキーが重ならないとなかなか本を読めなかった時期。