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2018/10/01

モスクワ、1日目

 九月にロシアに行ってきたので、写真を整理しがてら、簡単に載せてみようと思う。
 (去年のイランは、そのあと色々勉強したくなって結局記事にできていないので、この度は極力Done is better than perfect精神で荒書きをじゃんじゃん載せてしまうことにします、悪文御免)
 まずはモスクワ。
 スターリン様式のホテル、に滞在した。川向うにみえるエンパイヤステートビルみたいなシルエットのやつである。スターリンが好んで彼の生きているうちにモスクワに7つ建てられたという。うち一つは外務省、一つはモスクワ大学のメインビルディングと、使い道も猛々しい。このホテルはシルエットは荘厳で、建物はとにかく素晴らしいが、ふたを開けるとピカピカ成金ゴージャスで、ついた夕方にスパークリングワインのボトルサービスがあったのはビビった。
  ホテル近く、キエフスカヤ駅のそばの大型ショッピングモール。右の金色の彫像は上下するし、噴水は音楽に合わせてコンピュータ制御されていて、平日朝なのに足を止めてみている市民がたくさんいた。
キエフスカヤ駅そばの歩道橋。川と道路を一緒に渡れ、途中で降りることもできる。エスカレーター・エレベーター完備で、全天候型。とにかく道路が広いので、歩道橋か地下道がたくさんあるのだが、歩道橋の場合きちんと屋根で覆われている。
  中はこんなん。広い。
  キエフスカヤ駅かな?地下鉄の駅ホーム。舞踏会できそうなくらい天井が高く広く、重厚感のある内装。電車は大体90秒おきくらいに来る。
 地下鉄駅がシェルターの役割を果たせるように作られているのは有名な話らしい。どれも、中の空洞が広く、長く速いエスカレーターでかなり地下深くまで潜ることになる。入口は少ないので、地図上では近くても実際に電車に乗るまでにかなり歩かなければならないことが多い。開口部を少なくするのは防寒の意味もあるのだろう。地下鉄駅構内に入るときには、入口でその都度、セキュリティチェックがある。

 クレムリン。武器庫とダイヤモンド庫はパスして教会の密集しているあたりを一通りみた。教会建築については、現役に教会として使われている場合は写真撮影ができず、博物館になっている場合、撮影が可能で入口で入場料を取る、という区別をしている模様。こちらは広場に入るために入場料を取り、個々の教会内は撮影禁止だった。
  未完の鐘。タルコフスキーの『アンドレイ・ルブリョフ』でも大きな鐘の鋳造が一つのクライマックスになっていたのだけど、鐘に対して特別の感情があるのかな。
  一度も使われたことがない大砲。
  まだ雲に覆われている赤の広場。玉ねぎ頭がキュートな聖ヴァシリー聖堂には、この日入ることができなかった。なぜかクレムリンの一角からこちらの周りまでが物々しく閉鎖されていた。
  昼を過ぎると晴れ間が。モスクワ近郊は三日半の滞在だったが、うち二日が、このように朝は小雨がちらつき、どんよりと曇っていた。昼過ぎから雲が晴れ、夕方はからっと気持ちの良い晴れで、日が沈んでしばらく明るさが残り、人々も結構外を歩いている。


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