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2014/01/06

年始にあたって

 年が明けて次の日には自分の一年も新たに始まるので、多分人並み以上に暦の上での一年というサイクルは身に染みついている。間を置かずに高校の親友たちと会って30歳になることについてとりとめなく話したりしていると、みんなもう何年もきちんと働いていて世間とうまくやっているだけに、歳を重ねていく自分と周囲の調整も色々と大変そうだ。
 私はといえば案外とけろっとしている。それどころか、2014年の世界は困難に溢れているように見えるけれど、30歳の私は29歳までの私よりはずっとなんでもやってのけそうな気がしてる。
 去年の一年間では、住む場所や環境が大きく変わった。変わったというのは点はそれまで通りだが(ここ数年では変わらなかった年の方が少ないくらいだ)、変わった後はすぐには変わらない、という珍しい変化が起きた。そのため、どちらかというと、定住向きに、考え方や生活のスタイルを変える必要があって、自分に何が求められているのか、どこに自分の場所を築くべきなのか、結構びくびくと様子を見ながら過ごしていたようにも思う。
 だが、なんとなく時間を過ごしていくうちにわかってきたのは、まアなんというか、周囲の求めることに応じるというスタイルは、あまり自分に合ってないし、そういうのを求められているわけでもないんだよな~ということ。むしろ、やりたいことやありたい感じを前面に出してそれに進んで行くなかで磁場のようなものを作りだしていくほうがやりやすい感じがする。
 それで、今年の目標は、随所作主に立ち戻り、友達や周囲の人とのつながりを大切にすることを条件として、自分の本当にやりたいことを(思う存分、納得のいくまで)やりたいだけやること、とする。世の中面倒になってきそうだし、自分も大人として振る舞う必要性が増してくるからこそ、良いと思うこと、納得のいくこと、やりたいことにこだわって筋を通したいし、論文何本とかいうより、心行くまで面白い研究をすることを考えていたほうが研究出来そうだ。
 それとともに、このところずっと続いているテーマとして、自分の存在と幸せの追求が同時に多くの人の幸せの追求につながるようにすること。

 どうぞ今年もよろしくお願い申し上げます。