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2024/06/27

これが…以下略!?

  従前。

 このおだてて鼻をかませる方法はなかなかうまくいった。

 しかし、一週間たったあたりで、やっぱり飽きてきたみたいで「そろそろ鼻かみたいだろうからティッシュを渡そうかな~!」といったら、信号が青に変わるタイミングまで待った挙句に「チャンスじゃなくなったよ!」だってさ。

 そして、そのまま細道に入ってくねくねを攻略し終わって駐車場ついて後ろを向くと。

 左鼻孔に左手人差し指、右鼻孔に右手薬指を突っ込んでファニーフェイスをしていらっしゃるではないか…!

 どうやらチャンスを見送った4歳児は鼻孔閉塞問題の原因物質を鼻水でなく鼻くそにカテゴライズしたらしい。思わず笑いながら、見事に収穫された鼻くそのためのティッシュを差し出し、一応わすれずに鼻に手をつっこむと風邪をひきやすいぞ!ちょくちょく手を洗えよ!といったけど、鼻ほじりの快感を知った幼児に届いて鼻ほじりをやめさせるような魔法の言葉があるだろうか(いや、ない)!

2024/06/21

これが「男の子育児」か!?

  いやはや毎日じめじめしますな!家族そろって眠りが浅くなりがちで、そこに朝からじめじめするから機嫌が悪化しがち。

 昨日、朝保育園までの車のなかで鼻をぐずぐずしている息子に「鼻かんだら?」とティッシュを差し出したら、なぜか猛然と怒りくるわれて、「なんでそんなこと言ってくるの!?」と半泣きで怒鳴りだし(なぜ?!)、ティッシュを持った私の手を靴を履いたまま蹴るので(むろん力は入っていないが)、私の方も「鼻が出てるからだよ!蹴らないで!いわれたくないなら言われたくないっていうだけでいいじゃん!」と言い返し、「いいじゃん!ってよくないの!だめじゃん!」と訳の分からない怒られかたをして、つまるところ喧嘩になったわけです。よくある話なんだけど。保育園では機嫌なおしてたっぽいけど。

 出勤前に喧嘩するのはしんどいから、もうすこしうまくやらなきゃな、と思っていたときに、SNS上のくだらん広告で「男の子はプライドが高い。褒めて育ててね!」みたいなのが出てきた。

 …はっきり申し上げますと、こういうの本当にやめてほしい。まるで女子はプライドがそう高くないみたいではないか。

 そうではない。我々のプライドは見上げて先が見えないぐらい高いけど、納得のいかないことで怒られたときに駄々捏ねないだけ。駄々捏ねないけど忘れないで心の中の『臥薪嘗胆ノート』に永久的に記し、機会があれば反撃すべく熟成させてるだけ。

 でもまあ、いい加減育ち切ったおじさんやらお兄さんやらのプライドを守るために「褒めて育てて」みたいな風潮は撲滅すべきですが、4歳児と朝のドライブをうまくやるために一歩譲るのは悪くない。そういえば『男子のトリセツ』でもそういう感じのこと書いてあったな。

 そして今朝。うわー、やっぱ鼻声だわ。「鼻かみなよー」という代わりに、ここで一ひねり。試しに「そろそろ格好いいお兄ちゃんは鼻がかみたくなるんじゃないかな~」「ティッシュ取りたくなったら言ってね~」「あ、信号だ、チャンスだよ~」といったら、なんと!

 「ママ、今がティッシュのチャンスです!」だってさ。これはキタぞ。それだけでなく、そのまま鼻をかみ始めるではないか。私もここぞとばかりに「あら、なんかとっても上手に鼻をかむ音がするな~!」「きっとすーっごくすっきりしてるんじゃないかな」「もう一回やったらもーっとすっきりするんじゃないかな」「うーん!やっぱりいい音!さすが年中さんは違うな~」とこのあたりになると、もう面白くなっちゃってきて何の漫才やねんな感じでオーバーリアクションしていて、そのうちにとっても楽しく保育園に着きました。

 いくら何でもちょろすぎるのではないだろうか?しかしまあ、しばらくは利用させてもらおう。


 ちなみに、「早くして」「いそいで」がなんか気に障るらしいんだけど、近頃は「電光石火だよ!」というと電光石火で動いてくれます。