いやはや毎日じめじめしますな!家族そろって眠りが浅くなりがちで、そこに朝からじめじめするから機嫌が悪化しがち。
昨日、朝保育園までの車のなかで鼻をぐずぐずしている息子に「鼻かんだら?」とティッシュを差し出したら、なぜか猛然と怒りくるわれて、「なんでそんなこと言ってくるの!?」と半泣きで怒鳴りだし(なぜ?!)、ティッシュを持った私の手を靴を履いたまま蹴るので(むろん力は入っていないが)、私の方も「鼻が出てるからだよ!蹴らないで!いわれたくないなら言われたくないっていうだけでいいじゃん!」と言い返し、「いいじゃん!ってよくないの!だめじゃん!」と訳の分からない怒られかたをして、つまるところ喧嘩になったわけです。よくある話なんだけど。保育園では機嫌なおしてたっぽいけど。
出勤前に喧嘩するのはしんどいから、もうすこしうまくやらなきゃな、と思っていたときに、SNS上のくだらん広告で「男の子はプライドが高い。褒めて育ててね!」みたいなのが出てきた。
…はっきり申し上げますと、こういうの本当にやめてほしい。まるで女子はプライドがそう高くないみたいではないか。
そうではない。我々のプライドは見上げて先が見えないぐらい高いけど、納得のいかないことで怒られたときに駄々捏ねないだけ。駄々捏ねないけど忘れないで心の中の『臥薪嘗胆ノート』に永久的に記し、機会があれば反撃すべく熟成させてるだけ。
でもまあ、いい加減育ち切ったおじさんやらお兄さんやらのプライドを守るために「褒めて育てて」みたいな風潮は撲滅すべきですが、4歳児と朝のドライブをうまくやるために一歩譲るのは悪くない。そういえば『男子のトリセツ』でもそういう感じのこと書いてあったな。
そして今朝。うわー、やっぱ鼻声だわ。「鼻かみなよー」という代わりに、ここで一ひねり。試しに「そろそろ格好いいお兄ちゃんは鼻がかみたくなるんじゃないかな~」「ティッシュ取りたくなったら言ってね~」「あ、信号だ、チャンスだよ~」といったら、なんと!
「ママ、今がティッシュのチャンスです!」だってさ。これはキタぞ。それだけでなく、そのまま鼻をかみ始めるではないか。私もここぞとばかりに「あら、なんかとっても上手に鼻をかむ音がするな~!」「きっとすーっごくすっきりしてるんじゃないかな」「もう一回やったらもーっとすっきりするんじゃないかな」「うーん!やっぱりいい音!さすが年中さんは違うな~」とこのあたりになると、もう面白くなっちゃってきて何の漫才やねんな感じでオーバーリアクションしていて、そのうちにとっても楽しく保育園に着きました。
いくら何でもちょろすぎるのではないだろうか?しかしまあ、しばらくは利用させてもらおう。
ちなみに、「早くして」「いそいで」がなんか気に障るらしいんだけど、近頃は「電光石火だよ!」というと電光石火で動いてくれます。