学生やっていた時分は、美術館巡礼旅といえば、昼は700円相当のサンドイッチじゃ高いからスーパーで買った袋入りパン(*1)とリンゴで済ませよう、とか夜も駅近くの売店で2ユーロのホットドックとザウアークラウトで、みたいなことやっては2週間で2キロ体重落としたりする無茶をやっていたものだけど…、少しは経済的にまともに装備できるようになり、かつ「用事があって一人で旅行中の大人ですがなにか」みたいな形態が取れるようになってからは、一人ご飯もなかなか楽しくなってきた。まあ、めんどくさくなってスーパーやらで済ますことも度々ありますけれど。
以下はゆるやかに時系列に沿って、なんとなく印象に残ったご飯など。
ポートランド州立大学近くにあり、いつも繁盛している中華屋は、点心や北京ダックを出すらしい。これは牛肉の四川火鍋麺みたいな感じの名前で、「辛いのは好きだがあんまり辛すぎるのはちょっと」とかぐちゃぐちゃ言ったら「まかせて!」ってちょうどいいのが出てきた。麺はきしめんよりも幅が広く、餃子の皮を薄く長く切ったような感じで、上には八角と花椒の効いたほろほろの牛塊肉。美味しくて、碗にかぶさるようにして一心不乱に食べた。御覧の通り、何故かレンゲではなく「おたま」が付いてきて、なので、小皿に取り分けて食べるべきだったのかもしれない。始め箸を持ってきてもらったのだが、結局幅広麺が食べにくくてフォークに巻き付けるようにして食べた。ビール飲んで、サービス料も払って、21ドル。思えばこの街は安かった。
ポートランド、土曜のファーマーズマーケットにて、インドカレーと特製レモネード。ジャガイモとチキンが入っていて底にご飯。思いのほかやさしい味で、日本のカフェ飯っぽい。
ボストンは、気持ちも時間も余裕がなさ過ぎて基本的に買って済ませていた。サンドイッチ屋のサラダバーの近くにスープバーがあって、スープとパンを買って10ユーロ弱とか、そういう感じ。
写真はニューヨーク初日に入ったイタリアンで食べたラザニア。雨降りの日で、とにかく温かいものが食べたくてホテルのそばで見つけた。きちんと温かいし、美味しくて、一人客もちらほらといて落ち着いた。
店内にピアノがあり、その周りに集まっている人々が順番に歌う。ニューヨークに来ると、座ってゆっくり食べられる場所では、メイン一品に飲み物一杯で、サービス料と税金を含めると30ドル前後に。
ニューヨーク、ホテル近くに、ガイドブックにも乗っている有名なベーグル屋さんがあるというので並んでみた。ゴマベーグルにサーモンとクリームチーズという基本でお願いして、コーヒーを付けたらなんと15ドル!ぎゃあ。でもとてもおなか一杯になるし、兎に角美味ではあった。
ニューヨーク、ホテル近くのタイ料理屋のテラス席で、海老のトムヤムクン麺。麺は米粉のフォー。疲れると汁物欲しくなりますよねえ。
ニューヨーク、タイムズスクエア少し上がったところのベンダートラック(トラックの屋台みたいなやつ)でトルコめし。とても美味しそうには見えないと思うけれど、これがなかなか美味しいのです。少し風味のついた(思うにサフラン色のスープで炊いてある)長い米の上に、コマ切れになった鶏と牛の肉(つまるところケバブ)、生の野菜。これにヨーグルトとマヨネーズの混ざったようなソースと、フランスでいうところのアリッサ(またはハリッサ、唐辛子とニンニクのペースト)をかけて食べる。平日夜で、スーツ姿の会社員や、これから観劇に行くと見える家族連れなんかを眺めつつ、噴水の縁に危うく腰かけて観光客気分を満喫した。
これは、一日素描室に籠って、もったいないからその後夜間拝観の閉館ギリギリまで美術館を歩いた結果もうふにゃふにゃに気が抜けて、命からがら買って帰ったデリ。米とか肉、魚、野菜、色々あって、全体の重さで値段が決まる。これで10ドルくらい。焼いてマリネした野菜で元気が回復した。
ニューヨーク、可愛げハンバーガー。
フィラデルフィア、可愛げ控えめハンバーガー。この、たたきつけても決して割れないトレーに、ぶん投げてもサッと拭くだけですぐ使えそうなテーブルを見よ。にしても味は素晴らしかったー!牛赤身肉をまだらに挽いたのが、ツナギなしで焼いてあって、どろっとしたチーズと、カリカリのベーコン(これは調味料である)と行方不明になりがちなピクルス。肉の幸せという味がする。
フィラデルフィア、チェーンのメキシコ料理ファーストフードやの、タコライス。長い米に、豆の煮た奴、チョリソーを細かく切って炒めたもの、トマトの角切りマリネ、アボカドのペースト、チーズ、生野菜、それから白ソースとアリッサ。これも見た目は微妙になってくるけど結構いける。
以下はゆるやかに時系列に沿って、なんとなく印象に残ったご飯など。
ポートランド州立大学近くにあり、いつも繁盛している中華屋は、点心や北京ダックを出すらしい。これは牛肉の四川火鍋麺みたいな感じの名前で、「辛いのは好きだがあんまり辛すぎるのはちょっと」とかぐちゃぐちゃ言ったら「まかせて!」ってちょうどいいのが出てきた。麺はきしめんよりも幅が広く、餃子の皮を薄く長く切ったような感じで、上には八角と花椒の効いたほろほろの牛塊肉。美味しくて、碗にかぶさるようにして一心不乱に食べた。御覧の通り、何故かレンゲではなく「おたま」が付いてきて、なので、小皿に取り分けて食べるべきだったのかもしれない。始め箸を持ってきてもらったのだが、結局幅広麺が食べにくくてフォークに巻き付けるようにして食べた。ビール飲んで、サービス料も払って、21ドル。思えばこの街は安かった。
ポートランド、土曜のファーマーズマーケットにて、インドカレーと特製レモネード。ジャガイモとチキンが入っていて底にご飯。思いのほかやさしい味で、日本のカフェ飯っぽい。
ボストンは、気持ちも時間も余裕がなさ過ぎて基本的に買って済ませていた。サンドイッチ屋のサラダバーの近くにスープバーがあって、スープとパンを買って10ユーロ弱とか、そういう感じ。
写真はニューヨーク初日に入ったイタリアンで食べたラザニア。雨降りの日で、とにかく温かいものが食べたくてホテルのそばで見つけた。きちんと温かいし、美味しくて、一人客もちらほらといて落ち着いた。
店内にピアノがあり、その周りに集まっている人々が順番に歌う。ニューヨークに来ると、座ってゆっくり食べられる場所では、メイン一品に飲み物一杯で、サービス料と税金を含めると30ドル前後に。
ニューヨーク、ホテル近くに、ガイドブックにも乗っている有名なベーグル屋さんがあるというので並んでみた。ゴマベーグルにサーモンとクリームチーズという基本でお願いして、コーヒーを付けたらなんと15ドル!ぎゃあ。でもとてもおなか一杯になるし、兎に角美味ではあった。
ニューヨーク、ホテル近くのタイ料理屋のテラス席で、海老のトムヤムクン麺。麺は米粉のフォー。疲れると汁物欲しくなりますよねえ。
ニューヨーク、タイムズスクエア少し上がったところのベンダートラック(トラックの屋台みたいなやつ)でトルコめし。とても美味しそうには見えないと思うけれど、これがなかなか美味しいのです。少し風味のついた(思うにサフラン色のスープで炊いてある)長い米の上に、コマ切れになった鶏と牛の肉(つまるところケバブ)、生の野菜。これにヨーグルトとマヨネーズの混ざったようなソースと、フランスでいうところのアリッサ(またはハリッサ、唐辛子とニンニクのペースト)をかけて食べる。平日夜で、スーツ姿の会社員や、これから観劇に行くと見える家族連れなんかを眺めつつ、噴水の縁に危うく腰かけて観光客気分を満喫した。
これは、一日素描室に籠って、もったいないからその後夜間拝観の閉館ギリギリまで美術館を歩いた結果もうふにゃふにゃに気が抜けて、命からがら買って帰ったデリ。米とか肉、魚、野菜、色々あって、全体の重さで値段が決まる。これで10ドルくらい。焼いてマリネした野菜で元気が回復した。
ニューヨーク、可愛げハンバーガー。
フィラデルフィア、可愛げ控えめハンバーガー。この、たたきつけても決して割れないトレーに、ぶん投げてもサッと拭くだけですぐ使えそうなテーブルを見よ。にしても味は素晴らしかったー!牛赤身肉をまだらに挽いたのが、ツナギなしで焼いてあって、どろっとしたチーズと、カリカリのベーコン(これは調味料である)と行方不明になりがちなピクルス。肉の幸せという味がする。
フィラデルフィア、チェーンのメキシコ料理ファーストフードやの、タコライス。長い米に、豆の煮た奴、チョリソーを細かく切って炒めたもの、トマトの角切りマリネ、アボカドのペースト、チーズ、生野菜、それから白ソースとアリッサ。これも見た目は微妙になってくるけど結構いける。
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