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2016/11/07

偽物疑惑が生じるくらいに

 今日は朝っぱらから一日本格的に動いた。私の親戚友人が見たら、あれは奴ではない、といいそうなくらい、尾道にとどまっている休日にしては活動的だった。
 朝から、なかた美術館のお散歩ワークショップで、旧高橋玄洋邸および長江界隈の山手を探検。高橋玄洋氏は60-70-80年代にすごい視聴率を叩き出した脚本家の方だが、終戦後からしばらく尾道に住んでいたりこの街にゆかりが深い。彼についてリサーチして美術館で展示もしている作家の横谷奈歩さんのガイドで、旧宅に残っているアルバムやら蔵書やら原稿やら日記やらを探る。お父様ののこした日記とか、大学時代のノートとか、めっぽう面白い。繋がりがリアルに感じられる歴史を、モノを頼りに見るのがわくわくする体験だった。参加者のご婦人など、アルバムにお知り合いが登場したりするのも盛り上がった。山手は一つ筋を間違うと同じ場所にはたどり着けないので、何度も歩いた道のすぐそばに初めての場所があったりする。

 その後、インドカレーでランチをして(長江通、いつも行列のラーメン屋のちょうど向かいにある喫茶店風の店構えの「ますや」、出てくるカレーは結構ハードにインドで気に入ってる)、駅前からそのままバスで大学祭へ。物販を冷やかし、お茶席に入れてもらい、お笑いを見ようと思ったけれど芸人さんの到着が遅れて混みそうなので、ひとまず下山。
 というのはもう一つのミッションがあったからで、車を取りに家までもどってから、オーブンレンジを買いにヤマダ電機へ。前日に一通りの説明を受けた結果一番気になっていた、予算内なのに、はるかに越える機能と庫内体積を誇るモノを購入した。これで異音のする13年物のオーブンレンジとさらばできる。一応補足すると、元はジョンストンズのカシミアストールを余裕で上回る値段だったのが、ストールよりも断然安くなっていたのである。この冬は、確かなぬくもりはオーブン料理から確保することにしよう。ただ、先代の置いてあったスペースでは足りないので、考えた末に、ニトリで天板と足を選んで簡単に組み立てられるデスクを買って帰った。台所に机というのも変な話だが、なによりオーブンの底面積に合致した大きさが選べて、手間もほとんどかからず、値段もリーズナブル、下手にレンジ台とか買うより、ただの台だったらカウンターみたいに使えるし、別の仕方でも使えるし、と決めたもの。

 帰宅してからは、3時間近くかけて台所のリフォームとオーブンレンジのインストールを済ませた。今までの無印良品のラックを一つ解体し、一つは段を変えて、場所が出来たら机を組み立てて、レンジを載せる。丁度、娘とクッキーをこねたりできそうな(娘はいないけど)作業台もできて、よい感じである。

 さすがに重労働で疲れ切って(まずオーブンレンジを車から降ろして家に入れ、箱から取り出して台に乗せるのが重かった!)、加熱用牡蠣を白ネギ、エノキ、豆腐、生姜と一緒に味噌鍋にしてあったまりました。レンジの活躍は明日から~!

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